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2012/09/20

【9<ナイン>~9番目の奇妙な人形~】

2012/03/23

【日曜日たち】

気持ちの底に染み入ってくストーリーの展開。
3回は読み返した。

連作の短編集なんですが、それぞれの話に1本の<糸>が通っている。
あっ、繋がっている、か。
いや、すっと真っ直ぐ通っている、やっぱり。

その<糸>は、母を捜す幼い兄弟。

兄弟は都会で暮らす5人の若者たちの、
いずれも閉塞感ある日曜日の中を縫っていく。


私は途中で、幼い兄弟が神様じゃあないかと思えたりした。
若者たちは何らかの形でこの兄弟にかかわる。
そのかかわり、気づけば何かを生んでる。  


いいですよ、話の流れが。 
展開がどんどん・何処かがどんどん。
で、暖かくなる。


好きな文章が・表現が・描写が多々あって、ドッグイヤーがいっぱい。
三角に折られたそのページを開き、自分が好きだなと想った個所を探す。
気づけば そこからまた読み始めている。



吉田修一氏、『悪人』も、このたびの『日曜日たち』も、とても良かった。
小説家って本当に凄い。



【今日の作品】【日曜日たち】
【今日の部員】昨日:モディ★今日:脳腫瘍 ★明日:リリー

2012/01/10

【夏目友人帳】

夏目友人帳 三巻で挫折。何巻くらいからおもすろくなりますか? もし夏目…が好きな若人は今市子の百鬼夜行抄を是非読んで見て下さい。 #感想部Sat Jan 07 07:45:28 via ついっぷる/twipple

2012/01/09

【夏の名残の薔薇】

恩田陸の夏の名残の薔薇を読了。あいだにはいる引用の文が少し読みにくい。自分のことって自分が一番わからないのかも。人の目から見た自分をみることによって、これが自分自身だと思い込むことはありそう。様々な人の視点に立って話が進むため、違う目線で物語を楽しめました。 #感想部Fri Jan 06 16:02:30 via Twitter for Android

2011/11/03

【虹色と幸運】

柴崎友香『虹色と幸運』読了。30女三人のそれぞれの今を描いた物語。「いつかちゃんとした大人になったら、って自分が思ってたいつかはずっと来ない」というセリフと同じこと、思ったことある。3人それぞれの気持ちが良く理解できた。面白かった。 #感想部Wed Nov 02 15:10:10 via Mobile Web

【長い散歩 】

当地、劇場では短期間の上映。
見ようと思っていたのに見過ごした映画。
んじゃあと、随分経ってDVD。


私のイメージでは、
長い間ギラギラなアクの強い役ばかりだった気がする緒形拳さん。
でも人は年を重ね、そのうち皆どんな人生を送ったとしても公平に逝く。

この映画、天使の羽根を付けた女の子も可愛くて名演技で。
緒形拳さん、ドラマ『風のガーデン』の時に比べ、まだ”ふっくら”がある頃で。

確かに、元気そうな緒形さんを見れて良かったなあと言う気持ちもあったけど、
ただ、その後を知ってるから、
幾度も出てくる<走るシーン>、見てるこっちが辛くなったのも事実。
  

幼児虐待、育児放棄がストーリーのど真ん中にあって、結構しんどかった。

しんどいのに 目が離せない。
ストーリー的にいつか救いがないとー...もあるけど、
観ているこっちのしんどい気持ちも救われたいと。

この映画の監督は、俳優の奥田瑛二さんなのですが、
DVDの本編に入る前に、
奥田さんが監督した他の作品が宣伝・告知で流れるんですが、
少女〜an adolescent』と『るにん』という作品なんですが、
それ見てて、気分悪くなって...


最近、どうしても受け付けないテーマがあって、
昔は、若い時はどうだったかなあと、思い起こしてみるんだけど、
今ほどじゃあなかった気もするんですが。

なんと言うか...
人間の弱さとか・孤独とか、性とか、醜さとか・愛憎とか・欲とか...そこいらへん。
そこいらをテーマにして、凝視するような、直視するような、えぐるような作品。

もういいよ。

人間が弱い生き物なのは身を持って分かっているからさあ、もういいよ。
どうね?優しい気持ちはどうやっても出てこない?
なんとか心で温まらんね?...のあたり(笑)

そのへん、だんだんと顕著になってくのが、自分でも興味深くて。

どうしても受け付けないというそれが、
<生理的・心情的>な領域の判断になってくのが分かって、
その変化が、なんか、引っかかってしまって。

なんでかね?って。


長い散歩』の中でも、そういう受け付けないシーンが多々あって、
それでも最後まで見ようと思ったのは、見れたのは、
緒形拳さんと女の子のシーンのおかげかなあと。


私、緒形拳さんも、『鬼畜』やそれにダブル人物設定の作品は、今、見たくない。
以前の、何かを探るような体勢で見た・読んだ、そんな映画・小説が、
なんだかなー、生理的に受け付けなくなってく。

『いいよ、もう。。。そんなんさあ、表現した先に何があるん?
誰かが幸せになるん?誰かが喜ぶん?』...みたいな。



ふと、極めて希望的に思った。

こうやってこのまま行って、あの横丁、斜向こう、自販機の南角を曲がった頃に、
私、お昼の再放送:勧善懲悪の時代劇ドラマ見ながら、
最後の見せ場、画面に向かって拍手してるばあちゃんになれるかもしれんな。



【今日の作品】【長い散歩】
【今日の部員】昨日:モディ★今日:脳腫瘍 ★明日:リリー

2011/11/02

【信長協奏曲(5)】

信長協奏曲五巻 相変わらず元平成の高校生だった織田信長は軽快。この時代ものではお約束になりつつある羽柴秀吉の野望が在る意味安心感。またタイムスリップした武将登場。あんまり歴史知らない人ばかりスリップしてくるようです。面白かったです。 #感想部Sat Oct 29 15:40:19 via ついっぷる/twipple

2011/10/02

【日本のみなさんさようなら】

読んだのは文庫本。その文庫本の帯にはー

-『外国映画をわかろうとするヒマがあったら、
  わかる邦画をもっと深くわかりたい。
  映画評と呼ぶには あまりにも私的で詩的な心の情景。』 と。


リリーさんが、
少なくとも週に一度のペースで邦画を見ての、その映画評集。

まったくもって何というかの、
<評・文脈・例え>だったりなのですが、
それが、けっこう...
-『(...ん、そうかも!)』
と思わせる時もあるから楽しい。


かなりくだけた、通常の映画評とは色の違う映画評...なのか、
話のネタなのか、の辺り。

あはは、と笑いました!
なんじゃあーらホイと、引きました!


リリーさんが選んだ映画...

<誰が今頃見るんじゃい!>的なものもたくさん♪


まだ途中ですが、例えば、

・健さんの、『網走番外地・吹雪の斗走
・志保美悦子さんの、『宇宙からのメッセージ
・長門裕之さんの、『果てしなき欲望
・松尾嘉代さんの、『幽霊屋敷の恐怖・血を吸う人形
・藤竜也さんの、『愛の亡霊
・丸山明宏さん(←美輪さん)と田村正和さんの、『黒薔薇の館
・梅宮辰夫さんの、『不良番長・出たとこ勝負』...とかとか。

で、この先も、

・『ザ・タイガース/ハーイ!ロンドン』とか、
・マサカズさんじゃあなくて市川雷蔵さんの、『眠り狂四郎 殺法帖』とか、
・植木等さんの『日本一のホラ吹き男』とか、
・佐分利信さんの『日本の黒幕』とか、
・ピーターの、『薔薇の葬列』とかが、先のページに待っています。

ね、セレクトがなんともスゴイです。


まったく知らない映画もたくさんある。
単行本が1999年、今から12年前であるのを差し引いても、
その古さ、マニアックさ、スゴイなあ。


で、実際、私が見に行く映画、ここ数年9割以上が邦画。 

ですから文庫本の帯の、
-『外国映画を見るヒマがあったら、わかる邦画をもっと深くわかりたい』
は、ようわかりました。

けど、そういう趣旨にそった映画評かと言えば...
はぁあ?の 「がはは」いっぱいです。



洋画よりふわふわと軽んじられてきた邦画、
その冷遇されてきた道のり考察手引き本...かな?



【今日の作品】【日本のみなさんさようなら】
【今日の部員】昨日:モディ★今日:脳腫瘍 ★明日:リリー

2011/09/08

【寝ずの番】

体調と相談しながら、時々映画を見に行く。いい気分転換になる。
スクリーンは平面であり、シートとスクリーンの距離は一定であるから、
ちょうど見えやす角度・傾きに、顔・頭を設定すればいい。

字幕付きはさすがにチトくたびれるが、
帰宅して<へたれ>な時間を過ごせば済むことだ。
最近は邦画を良く見る。邦画が面白い。ミニシアター系へもちょくちょく。
(ちょっと前まで『単館系』って言ってなかったっけ?)


<開場前>

当地では、水曜日がレディース1000円デーという、
市街地老舗シアター・郊外シネコンの、
メジャーな態勢(レディースデーは水曜日)の向こうを張って、
ミニシアター組合(って言うのがあるか知らないが)は、
金曜日がレディース1000円デーだ。

うん、結構な入りである。
それにしても、各々の、若しくはグループの皆さんの年代が…高い!


私:「げっ、うちら、若い方やね、びっくり。どんしたんやろ、この年代…」

友:「ほんと、私ら 断然若い!
   『バチが当たるほど面白い!』って宣伝してるからね」

私:「(私、今からどんな映画、見ようとしてるんだろう・・・)」


<上映中>

がははっ、ひゃははっ、けらけら、ふぁっふぁっ、ふふふ


<上映後>


私:「参った、参ったねえ」

友:「もう、お腹いっぱい、もう、いらん」

私:「しっかし、あんな数々の『言葉』でお腹いっぱいになんか
   なりたくないねえ」

友:「ほ~んと、もう、結構や」

私:「京都で、ああ言うなんて知らんかった」

友:「そうなん?私は知ってたよ」


関西人の友は この映画の背景を良く知ってた。
モデルとなった噺家のこと、出てきた店のこと、その他いろいろ。

私:「やっぱね、見る前から思ってたんやけど、
   監督したあの俳優のイメージがね、あの目、あの目の下の膨らみ、
   ねちっこさみたいなのがね、先入観的に余計なフィルターに
   なってしまったわあ」

友:「そやねえ、兄弟まで、娘まで出てたからなあ」

私:「でも、中井のきいっちゃんと木村佳乃、良かった。
   二人ともあの位のはじけた役がいい気がする」

友:「そうそう、うちもそう思うた。
   木村佳乃って、どうも勘違いの役多いもんね。
   すごい美人でもないのに、そういう設定の役。
   この映画くらいの壊れ加減がいいね。
   きいっちゃん、イージスとほぼ同時期にこの映画の撮影やったみたいよ。
   そやから、あの頭なわけ」

私:「そうなん、なんか戦争モノ撮った後かなあとは思ってたけどね。
   でもイージスのきいっちゃんより、こんな軽い役のほうがいい味出てるね」


私:「しっかし、あの先輩おばちゃん達の笑いのツボの多いこと!
   あそこまで反応して、大声出して笑わんでもよかろーに。
   観てるうちに段々、耳についてきた」

友:「うち、『三丁目~』 ん時も、『有頂天~』の時もやられたんよ。
   『三丁目~』の時は、いきなり話し掛けられた。
   『この俳優、演技が上手くなったネエ』って。
   ええ~っ、お宅、誰?って感じでびっくりした。
   『有頂天~』の時は、真後ろのおおおばちゃんが、
   聞こえる声で言いよるねん。映画の解説、ストーリの先。
   頭、はたいたろうか思うた」

私:「ははは。そりゃあ、参るね」

  
私:「これって、R-15指定やん。出てくる言葉とか単語でR-15指定に
   なったとしたら、私、認識変えんといけん。こういう基準もあるんやと」

友:「でも高岡早紀のきわどいシーンもあったでぇ、他にもちょっとあったしぃ」

私:「確かにそうやけど、やっぱ、言葉や単語もR指定に引っかかた気がする」

友:「うん、それは考えられるね」


私:「これって、中島らもの原作やったんや。
   なあ、他の監督が撮ったらどうやったんやろ。
   話として、設定としては面白いからね」

友:「う~ん。例えば?」

私:「クドカンは?タイガー&ドラゴンの噺家話つながりで。
   ・・・いや、ダメだ!クドカンが可愛そうに思えてきた。
   まだこの領域には入らんでいいわ」

友:「確かに!」

私:「じゃあ~ぁ、伊丹さんは?『お葬式』撮った頃の伊丹さんの感覚で。
   もう少し洒落た、粋な空気出せるような気がする」

友:「う~ん、確かにそうやけど…ほら、関西独特の雰囲気て、
   洒落とか粋とかと、ちょっと違うかも知れんなあ」

私:「そっかあ…」



話題の伊丹さんは、もう故人である。
でもそんなことは関係なく話はつづき、ヘンな満腹状態だったはずの二人なのに、
Afternoon Teaの豪華ラズベリーパフェを堪能して帰路のおばちゃんとなった次第。



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