読んだのは文庫本。その文庫本の帯にはー
-『外国映画をわかろうとするヒマがあったら、
わかる邦画をもっと深くわかりたい。
映画評と呼ぶには あまりにも私的で詩的な心の情景。』 と。
リリーさんが、
少なくとも週に一度のペースで邦画を見ての、その映画評集。
まったくもって何というかの、
<評・文脈・例え>だったりなのですが、
それが、けっこう...
-『(...ん、そうかも!)』
と思わせる時もあるから楽しい。
かなりくだけた、通常の映画評とは色の違う映画評...なのか、
話のネタなのか、の辺り。
あはは、と笑いました!
なんじゃあーらホイと、引きました!
リリーさんが選んだ映画...
<誰が今頃見るんじゃい!>的なものもたくさん♪
まだ途中ですが、例えば、
・健さんの、『網走番外地・吹雪の斗走』
・志保美悦子さんの、『宇宙からのメッセージ』
・長門裕之さんの、『果てしなき欲望』
・松尾嘉代さんの、『幽霊屋敷の恐怖・血を吸う人形』
・藤竜也さんの、『愛の亡霊』
・丸山明宏さん(←美輪さん)と田村正和さんの、『黒薔薇の館』
・梅宮辰夫さんの、『不良番長・出たとこ勝負』...とかとか。
で、この先も、
・『ザ・タイガース/ハーイ!ロンドン』とか、
・マサカズさんじゃあなくて市川雷蔵さんの、『眠り狂四郎 殺法帖』とか、
・植木等さんの『日本一のホラ吹き男』とか、
・佐分利信さんの『日本の黒幕』とか、
・ピーターの、『薔薇の葬列』とかが、先のページに待っています。
ね、セレクトがなんともスゴイです。
まったく知らない映画もたくさんある。
単行本が1999年、今から12年前であるのを差し引いても、
その古さ、マニアックさ、スゴイなあ。
で、実際、私が見に行く映画、ここ数年9割以上が邦画。
ですから文庫本の帯の、
-『外国映画を見るヒマがあったら、わかる邦画をもっと深くわかりたい』
は、ようわかりました。
けど、そういう趣旨にそった映画評かと言えば...
はぁあ?の 「がはは」いっぱいです。
洋画よりふわふわと軽んじられてきた邦画、
その冷遇されてきた道のり考察手引き本...かな?
【今日の作品】【日本のみなさんさようなら】
【今日の部員】昨日:モディ★今日:脳腫瘍 ★明日:リリー
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